日本最東端の根室を後に、次は釧網本線の旅に向かうことにした。東釧路駅から根室本線と分岐した釧網本線。次の駅は、遠矢駅だった。遠矢駅に行くには、釧路の手前まで戻らなければならない。距離にして100ｋｍぐらいはありそうだ。根室からさっき来た道道ではなく、国道44号線を厚床方面に走る。何にもない大草原の中を右手にオホーツク海を望むすばらしいロケーションが延々と続く。どこまでも真っ直ぐな道。厚床まではWINDOWSの壁紙の「大草原」のようなところだった。
ここでひとつ、北海道の道路を走行する上で、重要な点をひとつだけ書き記すことにする。
それは、本州に比べ幹線道路は、真っ直ぐな道が多く、きちんと整備されスピードが出やすい点にある。スピードは知らず知らずに出ている場合があるのでよく注意する必要がある。だからといって、交通の流れを無視した自己中の車について行く必要もない。ところが、あるんだ北海道には、罠がたくさん。写真に写してしているが、そうオービスなのだ。オービスのあるところには、必ず事前に「取り締まりやってますよ」との看板がある。1枚目の写真だ。だからといって、最初の看板のすぐ後にあるわけではない。数キロごとに、この看板が3回ほど出てくる。ここで間違ってはいけないことは、取締りを知らせる看板の後ろには、必ずオービスがあるってことだ。何度も何度も長距離に渡って看板があるので、つい慣れっこになってオービスの存在が記憶の中から薄れてきたそのとき、2枚目のようなオービスが、待ち構えているのだ。今回の北海道の旅で出会ったオービスは、数知れずある。私はオービスには一度も引掛からなかったが、ヤべーと思った瞬間は１，２回あった。そう、何度も現れる看板に慣れっこになって油断したときにそのヤバイ瞬間はくるのだ。
